高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2015年8月


拝啓 暑さ厳しい毎日が続いています。いかがお過ごしでしょうか。いつもアンドロメダエチオピアコーヒーをご利用頂き誠にありがとうございます。
 東北の復興支援の活動の一環としご縁を頂いた山元町のいちご農園の敷地内に焙煎小屋を設置するにあたり、京都八坂の高麗ギャラリーカフェにて焙煎のテストを始めています。中々難しいものがあると感じ、ふと気が付くとコーヒーの焙煎の事を考える事が多くなりました。そんな時、富山から東京に移動する道中、いだきしん先生に焙煎の事をお話させて戴く機会に恵まれ、憂いはなくなりました。必ず他にはない特別な味が出せる様に考え、工夫し続ける事により成っていくと見えた瞬間がありました。いだきしん先生がそのこつを必ず見つけて下さるともおっしゃって下さり、大変うれしく感じています。 ふと、いだきしん先生が焙煎したら、と想像した時、未来が開かれ、胸が喜びあふれました。八坂の高麗ギャラリーカフェにて毎月小豆を煮、ぜんざいを作って下さいますが、季節の味があらわれる事はいつも驚くばかりでございます。7月には、暑さ厳しい中、いだきしん先生のぜんざいを頂いた時、爽やかな風が吹き、まるでハーブティーを飲んでいる様にすっきりとしたのです。甘味は十分あるとは思いますが、爽やかな力となる味は、甘いという表現とはまるで違う事に驚きました。秋には実りの秋の味がします。冬は生命の芯から温まり、寒さを乗り越えていく力となります。雪解けの頃は、雪解けの香りがします。春の花開く頃は花の香りがします。1年間、四季折々の豊かな香りと味を楽しめ、素敵な人生を生きていけます事に感謝します。コーヒー豆も小豆と同様ですので、季節によって、天候によって全く違う味わいがあるのは当然の事でありますが、いだきしん先生が焙煎したらどの様なコーヒーが飲めるのでしょうかと想像しただけで喜びあふれたのでした。それは叶わぬこととは感じながら、焙煎時にいだきしん先生の音楽を一杯聴くコーヒー豆は既にまるで違うものとなっている事をこの度焙煎のテストをする中であらためてよくわかりました。いだきしん先生の音楽を聴いているコーヒー豆は光に満ちています。味はまろやかで、雑な感覚は一切なく、明らかに光に包まれている事がわかります。その事をあらためて深くわかった後に、外でコーヒーを飲んだ時、一遍に胃が痛くなってしまったのです。大変喉が渇いていたので飲んだのですが、その後数時間気分が悪くなり、飲んだ事を後悔してしまいました。アンドロメダエチオピアコーヒーやキリマンジェロゴマタスジコーヒーを飲むと、飲んだ後に元気が出てすぐに活動出来ます。この違いは大きいと最近は身に沁み感じる事が多くなりました。暑さが厳しい故に、喉を潤すだけではなく体の中から元気になってくるコーヒーを頂ける事は真にありがたい事と感謝します。沢山の方々に召し上がって頂きたい気持ちが生れます。
 これからNPO高麗バザールとし、アンドロメダエチオピアコーヒーを各地にご紹介していく予定です。美味しく、光に満ちるコーヒーを沢山の方に召し上がって頂き、暑い夏を乗り越える力となって頂ければうれしいです。
 8月14日、15日、16日の3日間、ラフォーレミュージアム六本木にて「精神の源を辿る旅」、「高句麗伝説」、「志」コンサートを開催させて戴きます。14日午後5:00〜6:30は「精神の源を辿る旅−アフリカ編」を開催させて戴きます。豊かな大地、ダイナミックな自然環境、優れた文化を、いだきしん先生が撮影された映像と音楽により体感する事が出来る尊い機会でございます。豊かな自然環境で育つコーヒー豆を日本にて頂けます事は真に恵まれた事と常に感謝し頂いています。が、コンサートの機会を通して皆様とあらためてエチオピア、タンザニアの素晴らしさを分かち合えれば幸いでございます。是非ご参加頂ければありがたいです。
 暑さ厳しい日々が続きますが、内面豊かにお過ごし下さいます様に…。いつもありがとうございます。         

敬具

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