高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2019年4月


拝啓 東京は桜の花が咲き、散りはじめ、春の訪れを生命一杯感じます。今東北に来ていますが、目の前の川辺に立つ木々はまだまだ冬の景色であります。時代も天候も変化激しい日々であります。皆様如何お過ごしでしょうか。
 2月にエチオピア航空機が墜落し、乗員乗客全員死亡とのニュースは、大変衝撃を受け、心痛みました。エチオピアからもこの事件につきまして、大変な状況であることを知らせる便りが届きました。とても心痛み、何とかしたい気持ちで一杯です。社会は大変な状況であっても、自然の生命の恵みであるコーヒー豆は、いつも私達に生命の豊かさと心のうるおいを運び、伝えてくれます。遠いアフリカの地からコーヒーが運ばれて来ることは、大変な恵みであるといつも心より感謝して頂いています。何度も表現させて戴いていますが、道なき道を延々と車を走らせ、途中牛と激突し壊れた車をさらに走らせ、やっと辿り着いたヤルガッチャフェ村での神と出会う経験は、永遠に輝く経験となりました。コーヒー豆は神様からの贈り物と私は生命をもって感じています。私達が元気に幸せに生きられるように神様が届けて下さったのだといつも感謝の気持ちで一杯です。神様からの贈り物を皆様にお届けする仕事に関わらせて戴いていますことは、真に恵まれ光栄な事と感じています。いずれの時にきっと良い実りとなり、美しい未来が拓かれることを心にコーヒービジネスをさせて戴いています。遠いエチオピアやタンザニアのエネルギーや風に触れられることもうれしくありがたいことであります。悲しいことが繰り返されている今の状況を何としても乗り越え、豊かな未来を創り続けていくはたらきをしていくことばかりを考えます。
 花粉症が出る季節ともなり、アイスコーヒーがとてもおいしく元気を与えて下さる今、コーヒーを頂きながら、エチオピア、タンザニアとつながり、日本での活動がアフリカの地に伝播しますようにと願います。これからもNPO高麗の活動をご支援頂き、コーヒーの豊かさが平和に貢献できますように共に生きていけますことを望みます。いつもご支援頂きありがとうございます。豊かな日々をお過ごし下さいますようにとお祈り申し上げます。 

敬具

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