高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2021年1月


拝啓 新年が明け、早くも半月が過ぎました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。いつもアンドロメダエチオピアコーヒー定期購買をご利用頂き、誠にありがとうございます。新年最初のコーヒーを心からの感謝をもって送らせて戴きます。いつもコーヒーから始まり、コーヒーで終わる一日を過ごしています。コーヒーを淹れる時に聞こえるコーヒーからの通信には生きることの原点を取り戻し、これからを生きる指針、方向性を教えられます。自然の生命とひとつに生きていく人間が増えれば自然と良い社会になると見えます。本来、人間は自然の生命とひとつである存在なのだと生命をもってわかる今です。生命を犠牲にする仕事や社会の仕組みを作ってしまった故に、人間とし真っ当に生きていけない人生を強いられたようなものだと見えてきました。コーヒーからの通信は常に自然の生命からのメッセージを伝えてくれます。自然の生命を代表し、私達に伝えてくれているのだと感じ、頭を垂れます。初めてエチオピアのヤルガッチャフェ村に行った時も私は自然の脅威に触れ、頭を垂れるよりありませんでした。人間は自然と共存せねば生きていけないことを身を以て経験させて戴きました。いつも申し上げていますが、コーヒーは神宿る地にて育まれる神様からの贈り物と感じています。その尊い贈り物を日本の地にて頂けますことの奇跡にいつも感謝しています。はるばるアフリカ大陸より届けられる神様の贈り物を日本の地にて毎日頂けますことの恵みに深く感謝し、頂いています。

 昨年はエチオピアにて紛争が起こり多くの生命が失われました。エチオピアはいつも問題が山積しています。アフリカの問題は人類全体の問題と常に考えます。もちろん世界各地、問題は山積していますので、全ては人類全体の問題です。一人一人が関心を持ち、なんとか解決への道を考えることが始まりと考えます。エチオピアからの便りはいつも問題だらけの状況を知らせてきます。そんな中で日本でいだきしん先生のコンサートを開催し続けていることが希望であることも伝えてくださいます。今年はもっとたくさんのコンサートを開催し、日本はじめ世界の為に働き、一挙に世界が変わる動きを作りたいと考えています。エチオピア支援活動はコーヒーをたくさん広めていくことが一番とは現地の方からもおっしゃって頂いていますので、「良いものは良いままに。美味しいものは美味しいままに・・・」と依頼されたことを徹して行い尽くしていくことを気持ち新たにしています。美味しいコーヒーを頂きながら、エチオピア支援ができますことに感謝します。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。寒さ厳しい季節柄、お体にはくれぐれもお気をつけて大切になさってくださいませ。コーヒーがより豊かな人生のお供となりましたら真に幸いでございます。ありがとうございます。
敬具

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