高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2019年11月


拝啓 秋も深まり、枯葉の音まで聞こえてくる季節となりました。季節が巡る度に、月日の流れのはやさに驚きます。
   9月にヤルガッチャフェ村に連れて行って下さったエチオピアの方が来日され、エチオピアがより近く感じる今日この頃でございます。改めてコーヒーの事を調べたり、エチオピアのコーヒー産地の記事を読む機会を得ています。ヤルガッチャフェ村近くのグジからグジコーヒーを彼が運んで下さり、結工房でいだきしん先生が焙煎して下さいました。アンドロメダエチオピアコーヒー、タンザニアキリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーと共にアフリカの雄大な大地のエネルギーと風が一気に日本に運ばれたような体感があります。とてもアフリカが近く感じる様になりました。コーヒーは、日本とアフリカをつなぐ架け橋だとしみじみと感じます。コーヒーを通してアフリカの地のエネルギー、香りが伝わって参ります。この様に生命が交流し合う経験が出来ます事は、未来に良い実りを生めると感じ、とてもうれしく感じています。最近、コーヒービジネスを引き受ける事になった時の事が鮮明に蘇ります。エチオピア全土を撮影の旅に回る時、「コーヒーは天命」と生命の内から聞こえてきたメッセージが今この時に輝き、現れたのです。コーヒーを通しアフリカの大地とつながり、またコーヒーを通しこの度ロシア、ウラジオストクへの道も創られました。そして私は間もなくモスクワにも参りますが、エチオピアのコーヒーを運んでくれた方のご紹介で行かせて戴く巡りとなったのです。コーヒーを通し、世界へとつながっていけます事を改めて驚き、コーヒーとの出会いに感謝の気持ちがあふれて参ります。
 スタッフからコーヒーがどれだけ体に良いかという事を多くの人が語っているとの話を聞き、改めてコーヒービジネスを始めた時からコーヒーは発見当時から今に至るまでエチオピアでは薬として飲まれていたことを、ずっと皆様にお話ししていたのだと思い出します。その当時は、コーヒーが体に良いと知る人はほとんどいらっしゃいませんでした。今は、ほとんどの人が知るようになりました。真実の伝播力は凄いものがあります。改めて体に良いコーヒーを美味しく頂き、健康で真の自分を活かす人生、その事が平和にもつながるかけがえのない人生を生きていきたいと望みます。先生の音を聴いたアンドロメダエチオピアコーヒーとタンザニアキリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーは、とても光に満ち、まろやかで更に体に良いと感じる事がありがたい事でございます。日に日に寒くなりますが、コーヒーを召し上がって頂き、温かく豊かな日々をお過ごし下さいます事を心よりお祈り申し上げます。いつもありがとうございます。

敬具

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