高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2019年10月


実りの秋、10月を迎えました。豊かな実りの香りがします。
 9月にはエチオピアからのお客様が来日され、エチオピアの大地のエネルギーがそのまま蘇りました。ヤルガッチャフェ村に車で連れて行って下さった方です。大変困難な道のりを共にした人ですので、再会でき、喜びひとしおでした。そして改めてコーヒーは神様からの贈り物であることを確認でき、コーヒービジネスの原点に戻ることができ、とてもありがたかったです。私はヤルガッチャフェ村に行った時にコーヒーは神様からの贈り物であると生命をもって体感しました。エチオピアの人は当たり前のようにそのように感じておられます。そしてコーヒーは語りかけてくれるともお話し下さいました。私も毎回コーヒーを淹れる時にメッセージを受け、生きることを確認し、要がわかることがありがたく、コーヒーは生きる要を教えてくれると心より感謝し頂いています。エチオピアの人も同様の経験をなさっていることを知り、とても嬉しく感じます。全ての人が生きる要に目覚めたら、世界は平和になるとも見え、もっともっとエチオピアのコーヒーをお伝えしたいと望みます。コーヒーをお伝えし販売することは世界を変え平和を作ると、この度ほどわかったことはありません。それ故に、神様からの贈り物であるのかとも考えています。世界を平和にしていく為に出会えたのだと受け止め、新たなスタートを切りました。
 私は9月の末にパリにて作品展を開催しました。いだきしん先生のプロモーションコンサートも開催させて戴きました。その時にもコーヒーを淹れ、頂くと、体が温まり、疲れがとれ元気になりました。いつもコーヒーはどこへ行くにも持っていきます。人生のお伴と表現させて戴いていますが、アンドロメダエチオピアコーヒーなくして過ごすことは考えられなくなっています。今でも忘れない経験はヨルダンにて、朝食時にドリップパックを持っていき、お湯をオーダーし、淹れました。一気に血が巡り、疲れもとれ、おそらくその地に生きる人の苦しみを身に感じていたと思いますが、苦しいことさえも感じられないほどに、重い覆いが被っている状態がなくなったのです。目が開かれ、元気満々となり、アポイントメントに行けたのです。その時、海外でもどこへでもこのコーヒーさえあれば元気に働いていけると心から感謝し、大きな味方がいることに勇気付けられたのです。それ以来、どこへ行く時も持っていきます。私が行く地は、困難な地が多かったので、お湯を沸かすポットもないのは普通のことでした。いつもポットまで持参していました。ある時、都市のホテルにてお湯を沸かすポットは当たり前に備えてあることが驚く程に、ポット持参の旅は私には当たり前となっていました。再びエチオピアへいく話が出ています今、当時のことを思い出します。首都アジスアベバは標高2400メートルの高地ですので、高山病になります。お湯を沸かしても水の菌が消えず、ホテルのコーヒーや紅茶を飲んでもひどく体を壊します。薬を飲まない私は、日本から持参したドリップパックを飲むと、治ることがたいへんありがたく、生命沁みて感謝しました。そんなことを思い出すエチオピアからのお客様との楽しい会話でした。毎回ひどく体を壊しながら乗り越え、「天命」コンサート開催実現への道を歩んだのです。荒野にある、ホテルと言ってもとても泊まれないような場所で食事もないので、日本から用意したフリーズドライのお味噌汁を頂く程度の食事の時もドリップコーヒーを頂くと、力が出てくることがありがたく、エチオピア全土を歩きました。コーヒーには感謝してもし尽くせません。神様の贈り物とは生命をもって経験しわかっています。
 大切なコーヒーを皆様にお送りさせて戴けますことに感謝し、皆様と共に美味しいことを共感できることもありがたく、私にとっては神様からの贈り物の仕事としさせて戴いています。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
 変化激しい季節であり時代であります。内面豊かに美しく、どんな時もお元気でお過ごし下さいますことをお祈り申し上げます。いつもありがとうございます。

敬具

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