高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2019年8月


拝啓 夏も盛りとなり、暑さ厳しい日々が続いております。いかがお過ごしでしょうか。9月にはエチオピアからNPO高麗にコーヒーを輸出して下さっている会社の方が日本に展示会でお見えになるようです。又、私達をヤルガッチャフェ村までご案内下さった方からも便りが届き、スペシャルティコーヒーのサンプルが送られてきます。久し振りに2001年にエチオピアの方々と毎日のようにやり取りした時のエネルギーが戻ってきました。何かが始まる時、いつも生命が躍動します。コーヒー発祥の地より野生のコーヒーをお送り頂けます恵みにいつも感謝し、頂いています。特に夏はアイスコーヒーが好きな私は、アンドロメダエチオピアコーヒーのアイスコーヒーにいつも元気を頂いています。
 7月に西日本にて「高句麗伝説」コンサートを開催した時、開演前にスタッフにホール内の喫茶店のアイスコーヒーをご馳走しました。いつものスカッと爽やかで元気が出るアンドロメダエチオピアコーヒーのアイスコーヒーを予想して一口飲んだ瞬間、口の中にもの凄い苦い感覚が広がり、胃が痛くなりました。私は思わず、「普通はこういうものです」と叫んでしまいました。いつも普通ではない極上のコーヒーを頂いている恵みに改めて気づきました。毎日極上の味を体感出来ることがどれだけありがたいか身に沁みました。もちろん車で移動中にサービスエリア等でも飲みますが、最後まで飲むことは出来ず、一口、二口で終わってしまいます。よく行くサービスエリアのレストランではコーヒーをサービスしてくれます。先生と一口も口をつけずに店を出る私達にとても心配そうに、「何故飲まないのか」と尋ねてきました。先生は「これから東京に帰るから」等々、普通で言えば理由にならないと思うお返事をされていることが可笑しくて、思わず笑ってしまいました。先方の方も同じに笑い、笑顔で別れました。先生ならではの心ある計らいを感じます。
 最近は、必ず毎日ポットに入れて出かけるようにしています。暑い夏の日を元気で乗り越えていく為にいつも大きな助けとなっています。エチオピアから便りが届くことが多くなってきた最近、エチオピアの大地の息吹とエネルギーを感じ、NPO高麗の活動原点に立ち戻り、とても嬉しく未来に向かう力があふれて参ります。遠いアフリカの地と毎日コーヒーによってつながることは生きる力となっています。中々その地へ行くことは叶わずとも、心と心が交流出来ることは平和の道を創っていけることと考えます。おいしいコーヒーを頂き、元気で過ごせ、平和への道を創っていけるとは、真に恵まれている人生です。8月15日、16日東京、狛江にて「高句麗伝説」コンサートを開催致します。世界の危機を乗り越えたく、大いなるはたらきかけにより開催させて戴きますので、是非皆様にご参加頂けますことを願っています。気候も変化激しく、社会の動きも人間が生きられる社会ではない、荒み病んでいることを甚く感じる時代です。どのような時代であっても、内面豊かに身を清め、心を浄め生きることが身を守ります。いつも内面豊かに日々をお過ごし下さいますように心よりお祈り申し上げます。お身体を大切に、未来に向かっていかれますようにと願っています。いつもありがとうございます。

敬具

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