高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2018年11月


拝啓 木の葉が色づき、枯れ葉が舞う音も聞こえてくる秋の深まりを感じる今日この頃でございます。
 気候の変化と共によりコーヒーの味わいが深まる季節となりました。ほっと息つくひと時にアンドロメダエチオピアコーヒーの美味しさが心潤い、豊かな時を過ごしています。コーヒーとは切っても切り離せないご縁と、毎回の講演会にて必ずコーヒーとの出会いをお話しさせて戴く度に、運命的な出会いであったとしみじみ感じます。エチオピアのアディスアベバのホテルのラウンジにてエチオピアに到着し、ホテルに着いた直後にピアノの生演奏を聞きながら、ふっと天から降りてくる様に「コーヒーは天命」と聞こえ、心の中で不思議と感じ、この瞬間の事は今でも鮮明に記憶に残っています。その数日後、アディスアベバを出発しエチオピア各地を撮影の為に旅した時、道もない道を延々と車で走り続け、疲れ果て地べたに寝そべっていた誕生日の夜、満天の星空だけが見える空間でした。自分が銀河の中にいる様でした。自分の人生は終わったと見え、誕生日は今までの人生の終わりと感じていたのです。そして、呼ばれ入った部屋の中では、誕生日を祝うバースデーケーキに蝋燭が灯っていました。日本でいえば色紙で輪飾りを作り、部屋に飾りつけがしてありました。「HAPPY BIRTHDAY」と書かれたカードを見た時、異国の地で今まで全く知らなかった人たちに誕生日を祝ってもらう事に人生の不思議さと豊かさを感じ、涙しました。その時、コーヒービジネスの依頼を受けたのです。忘れられない日であります。正に天命の人生の始まりとなりました。神様の贈り物と感じるコーヒーを日本で紹介できる事はとても光栄な事と深く感謝し、させて戴いています。皆様と共にコーヒーの美味しさを喜び味わえます事も人生の喜びとなっています。引き続きアンドロメダエチオピアコーヒーをお召し上がり頂き、元気で実りある日々をお過ごし下さいます様にとお祈り申し上げます。いつもありがとうございます。

敬具

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