高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2018年5月


拝啓 若葉輝く美しい5月を迎えました。大好きな5月の風に吹かれるだけで生命躍動し、喜び生まれます。美しい季節にはアンドロメダエチオピアコーヒーがよく似合うと感じ、さわやかな風に吹かれながら、コーヒーを召し上がる皆様が喜ぶ笑顔が心に浮かびます。
 被災地となりました山元町、結工房にて、いだきしん先生が焙煎されるようになり、定期購買の広島の焙煎工場にて、いだきしん先生のサウンドを聴くコーヒーがより美味しくなったことに驚きました。自然の生命ある生き物は生命ひとつにつながっていることが見え、感動します。いだきしん先生に受容され、アフリカの地の悲しみも苦痛も解放されていくことをいつもコーヒーからの通信によりわかります。結工房にあるコーヒー豆ばかりでなく、広島の工場に置いてあるコーヒー豆もひとつにつながっていることがとてもうれしいです。たまたま頂く機会があり、このことに気づけましたことはおおいなるはたらきかけと感謝します。
 季節は次第にアイスコーヒーが美味しくなりました。朝一番にアイスコーヒーを頂き、心身引き締まり、力生まれます。一日のうちには、何杯も頂くことが多いですが、一人で飲むことは一日の終わりに自宅にてゆっくり淹れ、ほっと息つく時だけで、ほとんどは、仲間や、打ち合わせ等でお会いする方とご一緒します。会話が自然と弾み、会話とコーヒーは一体となっています。コーヒーなくして、人との語り合いはないとふと気づき、笑み生まれます。
 コーヒーが発見された当時から、人々はコーヒーを飲みながら、情報交換をし、カフェが生まれたことを知った時には、今もこの文化は引き継がれていることに喜びを感じます。パリでは哲学者が、コーヒーを飲みながら人生を語り合ったとも知りました。今も私は東京のカフェ哲にて、京都の高麗屋、仙台の高麗屋、最近では山元町、結工房の高麗屋にて集う方々と人生を語り合います。人生を語り合えますことは生きる喜びであり、豊かなひと時であります。人生を語れない人生など、到底生きていけません。幸せな人生であることに感謝し、自然とコーヒーを輸入するようになった巡りも偶然でありながら、未来からの贈り物であったと感謝しています。毎日豊かに暮らし、内面美しく生きていくことが平和な世界を作ると見え、コーヒーは豊かな人生には欠かせないお供と改めて感謝します。
 5月1日の「高句麗伝説」の時も本番の前にはコーヒーを頂き、精神統一をし、英気を養います。11日の仙台、13日の弘前での「高句麗伝説」でも当然ながら、コーヒーを頂き、心身豊かに臨みます。皆様の生活、仕事の様々な場面にて、より豊かで輝く時のお供として頂ければ幸いです。とっても美しい5月の時がより輝き、心満ちる時となりますように…。
今月もありがとうございます。                                            

敬具

戻る