高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2018年4月


拝啓 桜吹雪が舞い、散る頃、新しい花のように新芽が輝く美しい季節を迎えます。
 3月は、東日本大震災の被災地となりました宮城県山元町の山下駅前に「結工房」を無事にオープンできました。心よりありがたく感謝申し上げます。新しい焙煎機にて、いだきしん先生が焙煎して下さり、カフェにて召し上がって頂けます。洋菓子工房もあり、創り立てのスウィーツもコーヒーとぴったりの味わいをお楽しみ頂けます。新市街地に初めて作られたカフェとし、地元の皆様にお喜び頂けますことも大変うれしいことでございます。是非一度お立ち寄り頂けましたらありがたいです。「結工房」にて焙煎仕立てのコーヒーを頂くようになり、不思議と他でもコーヒーを今まで以上に飲むようになりました。様々な味を楽しめますことは発見も多く、良い学びとなりありがたいことです。
 春が訪れ、少し花粉症の症状も出る日は、アイスコーヒーが抜群に良いと感じます。早くもアイスコーヒーを頂く季節となりました。私はアイスコーヒーを淹れる時はリムを淹れることが多いです。芯が強く、さわやかな味わいが気持ちよく、スカッとします。1日の時間や体調によってヤルガッチャフェにしたりキリマンジェロにしたりと選ぶことも楽しいひと時です。体調に合ったコーヒーを頂いた時は喜び生まれます。一日の終わりにもほっと息つき、心やすらぐコーヒータイムを過ごすことが多くなりました。疲れて帰宅してもコーヒーをゆっくりと頂ける時は、心が満たされ、疲れもとれています。ありがたく楽しいひと時です。何より、朝一番のコーヒーは目覚めのコーヒーです。一気に力があふれてきます。一日の活動開始です。コーヒーは一日の始まりと終わりに欠かせなくなりました。コーヒーを一日5杯以上飲む人は寿命が24年延びるという研究結果が出たことをお聞きしていますが、心満たされ、美味しく頂きながら長生きできるのならば真にありがたいことと感謝します。
 エチオピアのNPO高麗の代表でありますモハメット氏は「結工房」のオープンを大変喜んでおられます。エチオピアと日本をつなぐ架け橋とは実感します。飢餓の支援活動から始まったコーヒービジネスです。日本にてたくさん広め、利益にてエチオピアの水を浄化するはたらきができればありがたいと考えます。最近はそのことを考えると、やり甲斐を感じ、皆で美味しいコーヒーを頂きながら、エチオピアやタンザニアの為になれるならば本望と感謝します。早い時期に実現できますように、毎日エチオピアの子供達のことを心にコーヒーを楽しみながら、多くの方々に召し上がって頂けますように努めて参ります。今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。いつもありがとうございます。                                           

敬具

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