高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2018年1月


拝啓 新しい年が明け、誠にありがとうございます。大変厳しい時代でありますが、穏やかで健やかな年明けを過ごし、今年初めての「高句麗伝説」も今までになく全てが順調に進み、開催出来ましたことに感謝し、過ごす新しい時代の1日1日です。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 今年の3月11日、東日本大震災が起こった日に、被災地となりました宮城県山元町に焙煎工場カフェが完成します。エチオピア、タンザニア支援活動から始まりましたコーヒービジネスが、東北の復興支援の道を作ることになり、おおいなるはたらきかけと受け止め、心からありがたく感謝の気持ちで一杯です。コーヒービジネスは、アフリカと日本を繋ぐ架け橋と見えていました。東北とアフリカが繋がる事がとても嬉しく感じます。
 元旦、2日は恒例となりましたが、京都、八坂「高麗ギャラリーカフェ」にて、いだきしん先生のお餅つきがございました。今年もたくさんの方々にお越し頂き、大家族が集うぬくもりに溢れ、心ぬくもる新年を迎えることができました。お餅に合うコーヒーも先生が焙煎してくださり、淹れてくださり、最高に美味しいお餅とコーヒーを頂き、良い一年がはじまりました。世界が危機に在る今、どんな状況であっても心豊かに生きることが危機を乗り越え、生き延びていける道を作り出すと考えます。コーヒーはいつも豊かな時を作 り出してくれます。私の講演会でも、ウェルカムコーヒーをお出ししています。はじめてお会いする方とも親しく感じていけることがありがたいです。生命が交流し、心触れ合うことを感じ、温かい空間となります。サロンや様々な会合でも、コーヒーがいつも共にあります。人生に欠かせないお伴となっています。
 コンサート会場でも許可が取れる会場では、いだきしん先生自ら淹れてくださり、皆様に召し上がって頂いています。外からお越しくださった時は厳しい表情でいらした方も一杯のぬくもり溢れるコーヒーを召し上がると、お顔が明るくなり、やさしい表情となりますことがうれしいことであります。元々薬で飲まれているコーヒーですので、元気になるのだと感謝します。
  今年は東北の地を中心とし沢山の方々にコーヒーを召し上がって頂きたく、道を作っていく気持ちでいます。美味しいコーヒーを頂き、皆で元気に
生きていければ幸いです。皆様のご協力を心からお願い申し上げます。  捨てるよりないクズ豆をいだきしん先生が焙煎してくださり、そのエキスを墨とし皮の鞄に心模様を描かせて戴いている珈琲心模様鞄が誕生しました。捨てるよりない豆まで活用出来ます事に私は喜びを感じています。全てが生きることが矛盾なく、美しい仕組み、社会を作っていけると考え、ありがたい限りです。いつもコーヒーと共にある喜びがより心豊かな時となっています。新しい年は一気に飛躍出来ますようにと願い、日々おおいなるはたらきかけを受け、生きていきます。本年もお元気で豊かな日々をお過ごし下さいますことを心よりお祈り申し上げます。ありがとうございます。                                             

敬具

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