高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2017年3月


拝啓 3月が訪れました。3月と書くだけで春の訪れを感じ、喜び生まれます。 
 いつもアンドロメダエチオピアコーヒー定期購買をご利用頂き、ありがとうござ
 最近、東京のカフェ哲にて久しぶりに、エチオピア、タンザニアの映像を再編集して頂いた映像作品を見させて戴きました。コーヒービジネスの原点でもあり、壮大なストーリーから生まれたコーヒービジネスは、確実に未来を拓くと確かな手掛かりを感じ、うれしい気持ちで気持ち新たにコーヒーをお伝えしていく意欲が生まれました。雄大な自然環境により育まれるコーヒーは、おおいなる存在からの贈り物とは常に感謝し頂いてきましたが、コーヒービジネスが生まれた経緯を改めて考えますと、正にそうであるとわかり、魂震えます。活動そのものを正確にお伝えできれば、それだけで希望あることとも考え、今後はより様々な場面でお伝えしていくことが必要と感じています。
 広大なエチオピア全土を撮影で旅した時は全力疾走でした。あの時の生命の躍動を思い出すと、「生きている」と実感出来ます。常に限界を突破していくことが生きることとわかります。いだきしん先生は、生命は不可能を可能にしていく為にはたらいていると教えて下さいました。人間もできる範囲でできることを繰り返していると、やる気も出てこないし、生命のはたらきに反しているので、いずれ生きていけなくなるとは、経験していることであります。エチオピアの大地を全力疾走で動いていた時は、体の不調が気になる間もなく、ただひたすらにやり遂げるよりなかったので、生命は躍動し、「生きている」ことそのものをわかりました。そんな中で頂いたコーヒーセレモニーのコーヒーが体に沁みて美味しく感じ、思わず「薬みたい」とつぶやいたのでした。「薬です」との返答には大変驚き、最初は冗談でも言っているのかしらくらいに受け止めてしまったのです。が、本当に薬であることをコーヒー発見当時のことから知ることになり、更に驚きました。いつもお伝えしてきました「良いものは良いままに、美味しいものは美味しいままに伝えて頂ければありがたい」との依頼によりコーヒービジネスが始まりました。2001年当時は、アフリカの豆というだけで差別されたことも驚きました。私はコーヒー発祥の地の100パーセントの野生種を日本にご紹介出来ますことは誇りと感じ、取り組んでいましたが、まさか差別されるとは予想もしていないことでした。今では医者が癌に一番良い飲み物はコーヒーとテレビにて話している時代となりまし た。その他、様々な記事等によっても体に良いことが紹介されるようになりました。真実をお伝えし続けることの力を感じ、やりがいを感じています。
 タンザニアのキリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーとの出会いも不思議なことを感じています。当時の駐日タンザニア大使は、大変誠実でタンザニアの為に熱心にはたらいておられました。エチオピア大使より私たちを紹介されたとのことで、熱心にタンザニアでのコンサート実現に向け、動いて下さいました。一度タンザニアでお会いし、外務大臣とのアポイントメントはご一緒したこともあります。故郷はキリマンジェロであることも知りました。大使の奥様がコーヒー農家であり、村のコーヒーを日本に紹介できれば、村人にご恩返しが出来、ありがたいと大変感謝して下さっています。村人が、大使が大学へ行く為の資金を作って下さったとお聞きしています。この度の映像でも再確認しましたが、キリマンジェロは真に癒しの地と感じます。空港に降り立った時から大地から癒しのエネルギーが発する音が聞こえるようでした。疲れた体に光が注がれたように感じ、安堵しました。このエネルギーある大地から生まれるコーヒー豆を頂けるとは何という恵みでしょう。エチオピアもタンザニアも日本からは遥かに遠い地であります。現地まで行く道は体力も気力も限界まで達し、限界突破し行き着くのです。その地のコーヒーを日本で頂けますことが私には奇跡と感じてしまうのです。はるばる海を渡り日本にまで来て下さったと感謝の気持ちで一粒一粒のコーヒーを淹れさせて戴いています。
 いつもコーヒーを頂く時は感謝よりありません。焙煎時にいだきしんサウンドを聴いたコーヒーはより光に包まれ、まろやかで美味しいです。そして、先生ご本人が焙煎したコーヒーはコーヒー本来のはたらきが引き出され、他の何処でも飲むことが出来ない味であると感動します。3月になり、エチオピアの秘儀と書かれた先生焙煎コーヒーを淹れてみました。その場に居合わせた仲間と一緒にエチオピアの秘儀を楽しみました。このコーヒーをコーヒーと言うなら他のコーヒーはコーヒーとは言わないと感じました。他とは全く違う味でした。薬効成分が表われている味でした。コーヒー豆が喜んでいると感じ、喜びを共にさせて戴きながら深い味わいを楽しむひと時は豊かなひと時でした。 
 春の訪れがうれしい今日この頃でございます。春の香りとコーヒーの香りを生活の様々な場面でお楽しみ頂けましたら幸いと存じます。豊かな人生のお供に…。いつもありがとうございます。                                                

敬具

戻る