高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2016年9月


拝啓 8月の終わりは観測史上初という台風により、さらに生命感覚を養うことが生きる上では必須であると身にしみ感じる経験となりました。台風が上陸する前に仙台に来、自然災害の脅威を身を以って感じました。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
 私にとってコーヒーは人生のお供となっています。毎朝、コーヒーから一日が始まります。お陰様で、体調が悪い時もコーヒーを頂くと、一気に力が生まれ、元気になることがありがたく、毎日元気に一日が始まります。只今、仙台に来ています。仙台には高麗屋がありますので、様々な苦しみを身に感じても、高麗屋の空間にて、美味しいコーヒーとケーキを頂くと、すぐに自分を取り戻し、力が湧いてきます。美味しいものは、元気になると喜び生まれます。高麗屋を作ることになった経緯は、仙台での講演会にて本音を表現した時に、東北の地に、永遠に消えない希望の光が見えたことが始まりですが、毎月開催しています「東北と日本の未来を語る会」にて美味しいコーヒーを頂きながら、自然と人が元気になり幸せに生きていければ…、と見えた瞬間があり、東北の地にコーヒーを広めていきたい気持ちが生まれたのです。それはいだきしん先生が焙煎して下さるようになり、コーヒが持つ薬効成分が引き出されていることを感じ、美味しいコーヒーを頂きながら、元気になれれば素晴らしいことと感じたのでした。何度か申し上げていますが、いだきしん先生が焙煎して下さるようになり、定期購買のコーヒーもより美味しくなったことが驚きであり喜びでした。生き物は、一つにつながっているのだとわかり、感動します。
 コーヒーが発見されてから、人々はコーヒーを頂きながら、語り合い、また情報を交換していたと本で読んだことがあります。コーヒーは文化を生み出すことにも感動しました。私もカフェを作り始め、自然と皆で語り合うサロンを開催するようになりました。コーヒーの歴史の本を読んだ時に、私が自然とやり始めたことはコーヒーの歴史と同じと感じ、嬉しく感じています。美味しいコーヒーを頂き、人間関係も良くなり、豊かな時を過ごしていけることは真にありがたいと感じます。コーヒーを頂きながら会話が弾むことをいつも経験しています。それも美味しいスウィーツがあれば、なお豊かな時を過ごせます。
 私は、NPO高麗バザールを開催し、最近では「音楽と詩と珈琲の香り」というタイトルをつけています。いだきしんサウンドが流れる空間で詩を読み、珈琲を楽しめれば豊かで素敵な人生のひと時と感じるのです。その空間に居合わせる人は自然と親しく心通い合えれば、なお素晴らしいと感じています。いだきの仕事を始める前に、美味しいコーヒーを見つけた私は、毎日その珈琲店に通い、詩を書いていました。水の音が聞こえる珈琲店でした。そんな豊かなひと時があったので、いだきを始めさせて戴いたのだと自分では感じています。
 ヨルダンの大使にお会いした時、砂漠の文化は詩を詠む人の声を聞く為に、自然と人が集まり、音楽を奏でる人がいて、コーヒーを挽く音が聞こえるとのお話をして下さいました。その時も私が行っていることと感じ、笑み生まれました。美しい文化を生み出す時の香りは美しいと感動します。
 夏が終わり、秋が訪れます。心深まり、よりコーヒーをお楽しみ頂きながら、人生も生きる意味も深まる秋の一日一日が、かけがえのない時となりますように…。NPO高麗は、国創り「高句麗伝説」を東北4県にて開催します。是非、人生最優先事項とし、ご参加頂けましたらありがたいです。共に日本の未来を開き、世界の平和を創り生きていければありがたいです。
 今後もアンドロメダエチオピアコーヒーをご利用頂けます様によろしくお願い申し上げます。気候が変わりやすい季節となります。お身体を大切にお元気でお過ごし下さいます様にお祈り申し上げます。いつもありがとうございます。                         

敬具

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