高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2016年3月


拝啓 3月となり、日差しも明るく、山々、野に梅の花が咲き、華やかな空間が開かれています。
 珍しく体の変化により高熱を出し、味覚もなくなり、コーヒーを頂いても味がしない時に、コーヒーの味を楽しめる事はどれだけエネルギー源となっているかを身に沁み感じました。美味しいコーヒーを頂くと、一気に光が差し込み、元気が生まれます。力がみなぎり、次へと向かう動きが生まれます。日頃どれだけコーヒーに助けられているかを改めて感じ、心より感謝の気持ちが生まれます。
 最近では、いだきしん先生が焙煎して下さるコーヒーによって大変助けられています。味がしない時も体感では光が灯る事をはっきりと感じられるのです。体に沁み、良いエネルギーが満ちていくことを体感します。味がしたらどれだけ美味しい事でしょうと味を想像しながら頂いていました。体が回復し、コーヒーの味を感じられるようになったら、今までよりももっと大切に味わいたいと考えます。
 先日は被災地となりました山元町のいちご農園の一角に創らせて頂きました焙煎小屋にて、いだきしん先生が焙煎して下さいました。被災地が動くと感じ、大変うれしく心から感謝します。いずれ大きくなり、被災地で生きる方々の希望となるような仕事をさせて戴ければと願っています。その始まりと感じ、魂震えます。
 いだきしん先生が焙煎して下さるコーヒーを頂くようになり、体の状態を考えながらコーヒーを淹れるようになりました。淹れ方によって体の状態が良くなる事を経験し、大変うれしくありがたく感じています。先日も高熱が上がった時に喉が楽になるようにとのお言葉を受け、その気でコーヒーを淹れて頂くと、咳き込まなくなりました。偶然ではなくそのようなことであったと受け止めていますが、大変ありがたいことと感じています。皆で美味しいコーヒーを頂きながら元気に活気にあふれ生きていければ幸せです。美味しいという事がどれだけ力となっているかを味がしなくなる経験により気づく事が出来、これからは更に美味しくコーヒーを淹れられるように工夫し、最高の美味しいコーヒーを頂き、元気一杯はたらいていきたいと望んでいます。
 先生が焙煎されたコーヒーは10杯淹れると沢山の方からお聞きしています。最後まで捨てる事なく、使っているともお聞きしています。消臭剤の代わりや、靴磨きに使っておられるとは色々な方からお聞きしています。一粒も捨てないとの事に大変驚いています。 
 皆様が心豊かに生きていく毎日にお役立て頂ければ尚うれしくありがたいです。今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。いつもありがとうございます。                                                  

敬具

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