高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2015年12月


拝啓 今年も早、最後の月となりました。何かと気忙しい師走の時です。
 比叡山にも焙煎小屋を作りましてから自分でも焙煎をするようになり、コーヒーの事が 更によくわかるようになり、ありがたいと感じています。元々薬であったと聞いてきたことが実感としてよくわかります。そして本当に美味しいのです。エチオピアの人から良いものは良いままに、美味しいものは美味しいままにと依頼された事の意味も深まります。これ程美味しいものはないと感動します。
 いだきしん先生が焙煎して下さるコーヒーは美味しい事この上なく、体の調子まで良くなります。毎日、健康に生きる為に自分の体を感じ、丁寧に淹れ、心落ち着かせ、大事に頂きます。心身共に光満ち、内から力が湧いてきます。心洗われ、新しい力が生まれるのです。この感覚を経験すると朝一番にコーヒーから始める1日の豊かなことが嬉しくて止められません。より豊かにより成長する日々を生きていく上では不可欠な経験と感じています。身内をはじめお体の具合が悪い方に一口でも召し上がって頂きたい気持ちが強くなります。最近では、コーヒーは万病に良いとの表現をよく聞きます。その度にほっとします。エチオピアの人の悲願と感じさせて戴いてきたことがやっとそのまま伝わるようになり、エチオピアの方々も報われていくと感じます。身近にいるお体の悪い方々に、召し上がって頂きたいと心から生まれる気持ちを実現できるように考え始めています。
 新しい年の始まりは、恒例となりましたが、京都、八坂、高麗ギャラリーカフェにて、いだきしん先生のお餅つきがございます。その時には、いだきしん先生が焙煎したコーヒーを皆様に召し上がって頂けるように準備をする予定です。異次元の新しい生命エネルギー溢れる光満ちたお餅とコーヒーそして北海道でいだきしんサウンドを聴いた小豆と全て光に包まれた食を身に頂けますことは、生命喜ぶ素晴らしい年の始まりになると考えます。はじめの年はお餅ぜんざいとコーヒーは合わないと感じる方が多く、お茶をというご注文もありましたが、最近はお餅ぜんざいとコーヒーのセットはあるべくしてあるという最高の相性の良さと感じます。コーヒーに合うお菓子も常に考えていますが、きっと何にでも合うのかもしれないと最近では可能性をたくさん感じています。豊かな人生は心豊かに生きることと考え、コーヒー一杯から始まる人生の豊かさをどうぞお過ごし下さいますようにと願い、今月も焙煎したてのコーヒーを送らせて戴きます。
 一年間ありがとうございました。来る新しい年もアフリカと日本を結ぶ架け橋となるコーヒーがたくさんの方々のもとに届きますようにと願い、コーヒーをご紹介させて戴きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 少し早いですが、良い年をお迎えください。ありがとうございます。                                                       

敬具

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