高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2014年3月


拝啓 梅の花畑を眺め、京都から東京、そして東北へと向うと、雪景色、吹雪ともなり、日本の様々な気候、風土、風景に触れ、子孫の為に良い時代を築いていきたい気持ちで一杯になります。エチオピア、タンザニアコーヒービジネスを引き受けさせて戴きましたのは、アフリカの支援をさせて戴きたい本音でありますが、人類の未来を築いていくと見えた事もあり、畏れ多くもありがたく始めさせて戴きました。日本、世界各地を歩く時にいつもお供となり、人生を共に出来、心からありがたく感謝しています。
 水も変わればコーヒーの味も変わります。京都では八坂の塔の真下にあります「高麗ギャラリーカフェ」でいだきしん先生が淹れて下さるコーヒーの神々しい味にいつも驚き、高貴な香りを味わい、人生を深く考えます尊い機会となっています。御所南にあります「高麗屋」は、水が清々しく、やさしい事に加え、淹れて下さる店長さんの清らかな美しさ、やさしさが感じられ、とても気持ち良く頂けます。手作りマフィン、チーズスフレと一緒に頂く時の幸せで心満たされる時は一度経験したら再び。。。と求めてしまいます。朝起きると高麗屋のマフィンが無性に食べたくなります。京都に居る時は家に持ち帰るようになりました。自分で淹れたアンドロメダエチオピアコーヒーと一緒に頂く時も幸せになります。
 東京では愛ちゃんマドレーヌ、クッキーと一緒に頂く時の幸せを経験します。いつの頃からか、コーヒーと美味しいお菓子を一緒に頂く時に幸せを感じるようになりました。こんなひと時が過ごせます人生に感謝します。
 カフェ哲ではリフレッシュパフェと一緒に頂く事が習慣となっています。私は制作や活動を始める時にエネルギーを供給するようにコーヒーを頂く事から始めます。いつも笑ってガソリンをいれなくては。。。と言っていますが、正に動く上で不可欠の物となっています。
 エチオピアではドライフルーツをコーヒーに添えて出してくれます。アラブの国ではアラビックコーヒーとデーツ、バクラワと一緒に頂きます。どれも大好物なスイーツで、コーヒータイムを楽しむ事が身に付いてきました。
 最近、シリアのバクラワをボランティアの方から頂きました。大変厳しい状況にありながら、誇りあるバクラワの味に精神は健在、と心から安堵し、どんなに厳しくても精神豊かに。。。と祈るような気持ちで頂きました。上品な味わいはコーヒーとも相性が抜群です。以前、レバノンのバクラワを日本で創りたい気持ちで、制作工場を訪ね、見学をさせて戴きました。大変繊細で難しく、日本では難しいと現地の方々からも言われ、実現していませんが、コーヒーと一緒に召し上がって頂ければ、コーヒーの美味しさも良さも更に引き立つと考え、私はずっとコーヒーに合うお菓子を探してきました。レバノンに行くといつもバクラワとコーヒーを楽しんでいました。勿論シリアに行った時もレバノンの物とは微妙に味わいが違う事を楽しみながら頂いていました。食べ物やお菓子からも優れた文化、歴史を感じます。アンドロメダエチオピアコーヒー、キリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーは、どの国のお菓子とも合う事に感激しています。
 今日は、八甲田山の力強いエネルギーあるお水で淹れたコーヒーを味わいました。神の水と言われた意味が私もよくわかります。原産地に行った時に神に出会い、神の実を日本の地で頂ける恵みに自ずと頭を垂れ、感謝しました時の事を忘れる事は出来ません。皆様の人生がより豊かに愉しく生きていく上でお供として頂ければ幸いです。多くの方に最高に美味しく、元気に満ち、人生がより深まるアンドロメダエチオピアコーヒー、キリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーをお召し上がり頂けますようにと願い、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。春の訪れと共に花粉症等もあり、変化多い季節となります。どうぞお元気で心豊かな時をお過ごし下さいますようにとお祈り申し上げます。ありがとうございます。

敬具

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