高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2013年10月


拝啓 深まり行く秋と共に、内面も深めてゆけます人生に心からの感謝の気持ちが生まれます。香り芳しいコーヒーの香りと共に、夢と希望の香りをお届け出来ればありがたく感じます。
 いよいよインドでの「高句麗伝説」コンサートが開催される10月を迎えました。過去を一掃し、新しい人生を歩むようにと、おおいなるはたらきかけを受け、何もかも整理する運びとなり、インドでのコンサートはただならぬ事と身の回りに起こる現象からも日々驚いています。それが故に今までにない希望を感じています。いつも旅のお供はアンドロメダエチオピアコーヒーとキリマンジェロゴマタスジコーヒーのドリップパックです。その日の状態や気分によって3種類のコーヒーを楽しんでいます。いつも助けられ、大変感謝しています。旅の疲れや緊張が一気に取れ、体の中に光が灯り、内から力が湧いてくる事にどれだけ助けられてきた事でしょう。今でも印象深く覚えています事は、ヨルダンのホテルにて夜通し眠れずに、朝から疲れ果てている時、朝食の場にドリップパックを持参しお湯を頂き、自分で淹れ、頂きました。体の疲れもだるさも一掃し、元気になれた事がうれしくて、今でもあの時の体感を思い出しては救われたように感じほっとするのです。 エチオピアでも皆ひどくお腹を壊しますが、コーヒーを頂き、体が一遍に熱くなり、元気で動けます事を経験しています。コーヒーの歴史を辿れば、薬であったとはうなずける経験ばかりをさせて頂いています。それも美味しい薬ですので、ありがたい事です。
 是非皆様の旅のお供として頂き、快適な旅となりますようにと願います。また毎日の働く場においても、ほっと息つくひと時となることでしょう。私は必ず毎朝コーヒーを淹れます。体の状態がよくわかります。元気な時はコーヒーの粉にお湯を注ぐと、底から泡が元気良く溢れ出てくるのです。悲しい事がある時はコーヒーの粉がしぼんでいきます。生命あるコーヒーですので、私達人間の生きている状態に反応している事を毎朝感じ、自然の生命とひとつに生きていけるようにと努めます。人間がいつも元気で生きていれば、コーヒーだけでなく、自然の生命もより輝きます。コーヒーを淹れる事で自然の生命とひとつになる感覚を養え、全てに感謝し、頂きます。今でも思い出します事は、ヤルガッチャフェ村の遠かった事です。こんな遠い地からはるばる日本にやってきて下さったと感じるだけで感無量になります。キリマンジェロに行った時もコーヒーの産地ですから、美味しいコーヒーを頂く事を楽しみにしていました。ところが全てインスタントだったのです。地元の人も働く人もコーヒーは売り物なので飲めないと聞き、大変驚きました。申し訳ない気持ちも生まれ、キリマンジェロを頂く度にこれほど極上のコーヒーを日本で頂けます事はただ事ではないと感じ、感謝し頂きます。一粒一粒のコーヒー豆の美しく立派な事にいつも感激しています。
 エチオピアの人からもタンザニアの人からもNPO高麗が輸入してくれる事が何よりアフリカの為になる、と喜んで頂いています。お気持ちに応えていきたい気持ちですが、地道にお伝えしていく事が精一杯な今の状況を必ず変えていく、と心に決めています。心から心へと伝わる コーヒービジネスは未来への道を創っていると実感出来、心より感謝しさせて戴いています。
 季節の変わり目でもあり、お体の変化も激しい季節でございます。どうぞお体を大切に内面豊かな時をお過ごし下さいますように・・・。秋の夕べはアンドロメダエチオピアコーヒーの豊かな香りに心やすらぐ事でしょう。場は違ってもコーヒーの香りが心と心をつないでくれる事に感謝し、皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
 いつもありがとうございます。  

敬具

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