高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2011年8月


拝啓 大きな変動の夏が終わり9月に入りました。今私は盛岡におります。NPO高麗東北センターが昨日東北にオープンの運びとなりました。心からうれしく感謝申し上げます。被災地においてもNPO高麗直輸入の野生種アンドロメダエチオピアコーヒーがどれだけよろこばれたか知れません。東北に拠点が立ち、これから復興への道と日本の未来の為に活動させて戴く所存でございます。

 コーヒーは人生のお供です。日本中世界各地どこへ行く時も共にあります。盛岡の家にて北朝鮮の様な森を眺め、木々の合間から見える川のせせらぎに心揺さぶられ頂くアイスコーヒーは、最高に美味しく喜びが生まれます。盛岡の家には、私がコグリョーカラーと呼んでいる高麗水を運びました。コグリョーカラーは紫と緑色です。高句麗発祥の地五女山城の城壁の石垣の色が紫色と緑色です。その美しさは言葉によっては表現しつくせぬ程の深い輝きを放っております。見るたびに身震いし、魂揺さぶられます。北朝鮮と似た森を見ながらコグリョーカラーを見ると鴨緑江の水面の輝きが心に浮かびます。自分のやることも自ずと見えて参ります。コーヒーを頂く度に、人生を考え、自分のやることも見え、元気が漲っていける事、心からありがたい事と感謝します。皆様の人生のお供でありますコーヒーは、日常の瞬間瞬間にどの様な夢を運び、光景を表してくれるのでしょうか。皆様の夢が実現する時代を迎え、エチオピアの方々の悲願も成っていくのだとよろこびと感謝に溢れ、コーヒーをお届けさせて戴きます。実りの秋が深まるにつれ皆様の人生の意味も深まります様にどうぞお元気でお過ごし下さいますように・・・
 いつもありがとうございます。

敬具

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