高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2017年8月


拝啓 暑い日々が続いています。お元気でお過ごしでしょうか。
 暑い夏にはアイスコーヒーがとっても美味しく感じ、飲むだけで元気がみるみる湧いてくる事がありがたい事と感謝しています。皆様におかれましても暑い夏を乗り切っていく力となればありがたいと感じています。いつも講演会にて本音のビジネスと表現し、コーヒービジネスの事をご紹介させて戴いています。野生種ですので自然環境を破壊せず、体にとっても良いコーヒーを日本にて頂ける事のありがたさを最近は身に沁み感じています。本音から生まれたはたらきは、年々日に日に全ての人が助かる道を創っていく事に魂震えます。コーヒーがこれ程体にとって助かっていく飲み物である事を、コーヒーが体に悪い位に思っていた当時から考えると、正に裏が表にひっくり返る程の出来事であると感じます。
 最近、東京、東北、京都にてコーヒービジネスの始まりとなりました、2001年11月10日、エチオピアにて開催しました、いだきしん先生の「天命」コンサートに向かっての道のりを高麗恵子FATHERドキュメンタリー「エチオピア編」とし、皆様にご覧頂く機会を得ました。エチオピアコンサートが終わった時点でデータが壊れたと聞いていましたが、最近復活し、斎藤克哲さんが再編集し、皆様に再びご覧頂ける機会をもちました。生命賭け取り組んでいた私にとっては、原点であるエチオピアで過ごした瞬間瞬間が生命の内に蘇り、永遠の光として生き続けている事を再確認出来、大変力が湧いてきました。共に動いた仲間達もそれぞれの内できっと同様の経験をした事と感じます。初めてご覧頂いた方々におかれましても、大きな衝撃と共に感動に包まれたという経験をお聞きしています。コーヒービジネスは「人間の内面を変える事が飢餓や貧困の解決」とエチオピア政府から依頼され、人間の内面を根源的に変えていける、いだきしん先生のコンサートの開催を実現していくプロセスの中で生まれたビジネスでございます。自分の記憶として残っている事は、エチオピア各地を撮影の為に歩いた時に、同伴して下さった観光省の方が、最初は仕事で関わって下さっていたのですが、共に動く中ですっかり身内のように心ひとつに動いて下さるようになりました。途中、機材の車が故障し、2台分に載せる荷物を1台の車に載せ、人間も乗り、大変な道のりであっても予定通りのスケジュールを決行しました。共に行った仲間が具合が悪くなり倒れ、寝ながらの状態であっても過酷な旅をし続け、その仲間が倒れたので、私が重たいカメラの三脚をもって担ぎ始めた時に、その人は、私から三脚をとり、以来仲間の様に何でも手伝い、何でも共にして下さる様になったのです。あなた方が本気である事がよく分かったと涙ながらに語って下さっていた事は、胸の中に生き続けています。そんな中でコーヒービジネスは旅の中で依頼されたのでした。本当に良い人に出会える事を待っていたとおっしゃっていました。世の中搾取ばかりで、エチオピアは、コーヒーの産地であり、沢山のコーヒーが採れても農民は衣食住もままならず、子供の教育は程遠い状況である事をお聞きしました。良い人にコーヒーを扱ってほしいとおっしゃって頂き、いつも申し上げている通り、「良いものは良いままに、美味しいものは美味しいままに伝えて頂けるだけでありがたい」とこの一言を受け、断る理由はひとつもなく、引き受ける事を即断し、即答しました。あの時から16年経っています。今では日本の医師がコーヒーが体に良い事を沢山伝えて下さって、本当の事が伝わっていく事が、真実は報われていくのだとコーヒーからも多くを学ばせて戴き、私は神様からの贈り物といつも感謝し、頂いています。皆様と共にこの壮大なストーリーが伝わるコーヒーを分かち合えます事を心よりありがたく、感謝申し上げます。今後もアンドロメダエチオピアコーヒーを何卒宜しくお願い申し上げます。まだまだ暑い日が続きますので、どうぞお体を大切に豊かな時をお過ごし下さいます様にと願っています。いつもありがとうございます。                                             

敬具

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