高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2017年2月


拝啓 立春を迎え、寒い日が続きながらも春の足音が聞こえ、生命の内に春の訪れを待つ喜びが生まれています。
 今年は、沢山の催しやコンサートを経験し、体も大きく変わる時を迎えています。変化により体調が悪くなる事も今までにない程多くなっています。その度にコーヒーだけが飲める事もありがたい事といつも感謝しています。朝一番にコーヒーを頂くと一日が始まります。自分の生活にこれ程コーヒーが欠かせないものであり、助けて頂いている事をしみじみと考えます。本音で飢餓の支援活動の為に訪ねたエチオピアからコーヒービジネスを始める事になり、日々の生活の中で欠かせないものとなり人生の不思議な事をいつも考えながら頂いています。エチオピアでは元々薬として飲まれていたコーヒーが長い間反対に体に悪い様なイメージがついてしまっていた事も驚きましたが、「良いものを良いままに、美味しいものを美味しいままに伝えてほしい」との依頼を受け始めさせて戴いたコーヒービジネスから、真に良いものを良いままに、美味しいものを美味しいままに伝え続け、日本でも最近では、医師が体に良い事を研究し発表する結果を多く目にする様になり、始めた事は自然に周りに伝搬していく事の凄さをコーヒーから教えられます。私達が生きていく上でもこれ程までに助けられるとは、始めた時には想像も出来ない事でした。最近では、いだきしん先生が焙煎もして下さるようになりコーヒー本来のもつはたらきが更に引き出されてくることをわかるにつれ、今までも体に良いと感じてきましたが、更に奥深く体に良いはたらきが引き出される事に、生命ある存在の無限な可能性を感じます。私達人間も、更に可能性、能力が引き出される事にも希望を感じます。
 少し前に、アンドロメダエチオピアコーヒーの10倍の価格のコーヒーを飲みに行きました。内面がへこみ、体が苦しくなりました。値段が高いのでそれ相当なものがあると期待しましたが、体は正直であります。意識で作り上げたものは体には負担を感じました。自然の生命のはたらきとひとつになれない人間の意識で作り上げていく事は怖ろしい事と身に沁み感じます。コーヒーだけではなく、他の事でも沢山行っている事を考えると人類が生き延びるか否かの危機にあるという事も実感とし見えて参ります。生命の側から考えるとずっと痛めつけられ都合よく使われてきたと同じ事を人間がこれ以上続ける事は許されないのだと最近では甚く感じます。コーヒーから気づきが多い事も本当の力がある故と考え、コーヒービジネスをさせて戴くにあたり、人間として生命ひとつに生きる人間でありたいと心より望み、今年は日々、体ごと鍛える機会が多くなり感謝しています。今年は大転換期と受け止めています。生命生きていける様に皆で人間としを日々問い、自然の生命とひとつに生きる人間とし生きていけます様に…。いつもありがとうございます。                                                    

敬具

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