高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2016年11月


拝啓 今年も早くも木の葉が赤く染まり、枯れ葉舞う季節となりました。月日が経つのが大変早いことをいつも感じます。いつもアンドロメダエチオピアコーヒーをご利用頂き誠にありがとうございます。
 1ヶ月に1度アンドロメダエチオピアコーヒーの定期購買コーヒーを送らせて戴く度に、お手紙を書かせて戴いていますが、コーヒーは毎日の生活のお供であると、いつも確認します。恥ずかしい話ですが、昨日家を出る時間を間違え、9分で化粧と着替えをし、大急ぎで 家を飛び出しました。いつもは朝一番にいだきしん先生焙煎珈琲を淹れ、活力を得て出発しますが、時間を間違えた為、コーヒーを飲むこともなく家を出ました。気づけばコーヒーを飲まずに家を出た日は初めてでした。体の中に力が生まれないこと、光が灯っていないことが気になり、何故かと考えていた時に、コーヒーを飲まずに出てきたからとすぐに気づきました。朝一番のコーヒーがどれだけ活力となっているかを身に沁みわかりました。
 今日は京都「高麗屋」にて幻のKoguryo Cafeをさせて戴きました。スタッフが今日のコーヒーの香りは今までとまるで違うと驚いていました。道行く人もコーヒーの香りがすごいと驚いて通ってゆかれる様子を聞きました。コーヒーの香りに寄せられ、入って下さる方もおられ、大変賑やかな、幻のKoguryo Cafeとなりました。コーヒーの香りは、文化の香りと感じています。初めて会う人も心触れ合い、前から知っている人のように会話が弾むのです。京都の幻のKoguryo Cafeは、豊かな香りがする素晴らしい時となりました。八坂、高麗ギャラリーカフェでも海外からのお客様が多く、コーヒーを通してたくさんの出会いが生まれています。仙台「高麗屋」でも被災地山元町にて、いだきしん先生が焙煎して下さったコーヒーをお出ししていますので、東北の方々には大変喜んで頂いています。10月に山元町でいだきしん先生が焙煎されたYLK(やる気)コーヒーと言われているヤルガッチャフェ、リム、キリマンジャロゴマタスジコーヒーをミックスしたコーヒーは、大変フルーティーで果実酒を飲んでいるような、コクのあるボリューム感溢れる味わいでした。こんなにおいしいコーヒーを飲めるなんて、何て幸せな人生でしょう。この世の中に、これ程おいしいことに感動し、心豊かな経験が出来るコーヒーがあることに深く感謝しました。
 先日は東京カフェ哲(AKIRA)に某国の大使夫人がお見えになりました。エチオピア出身の方で、アジスアベバにカフェも作られている方でした。エチオピアコーヒーを広めようと懸命にお話するお姿に、エチオピアで出会ったたくさんの人々のお姿が重なり、エチオピアの子供たちが教育を受けられない悲しい状況を何とかしようとし、コーヒーを広めているお気持ち深く心に染み入ります。私も少しでもお力になりたい気持ちでいっぱいです。エチオピア、タンザニアコーヒーが広まりますことを心より望み、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。いつもありがとうございます。                       

敬具

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