高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2016年6月


拝啓 ダイナミックな自然のエネルギーあふれる今日この頃でございます。ご迷惑をお掛けしておりましたが、タンザニアからキリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーも無事に入荷し、久しぶりに味わう美味しさに感動しています。エチオピアのリム、ヤルガッチャフェ、キリマンジェロのひとつひとつ全く違う味わいに驚きながらいつも大変楽しんで頂いています。始めはキリマンジェロコーヒーを淹れている時にタンザニアの地の苦しみを豆から感じました。そのまま受け容れる様にし、お湯を注いでいるとどんどん光に包まれ、ひとつになった時出会いを感じました。出会いは人間だけではなく生命ある存在全てに起こる事に感動します。淹れ終わったコーヒーを頂くと正に生命ひとつの喜びを感じ、源は愛と生命でわかる経験をしました。そして、源はおおいなる存在に抱かれ、無限な世界を感じ神に出会う畏れを感じ、同時に至福感に満たされました。私はコーヒーを頂く時によく神々しい味と表現させて戴きます。神に出会う体感があるのです。実際、ヤルガッチャフェ村に行った時、コーヒーは神様の実であると体感しました。その神様の実を日本まで運んで頂ける恵みを受け、自ずと頭を垂れ感謝の意を表しました。タンザニアのキリマンジェロの地も癒しの地と言われています様に、キリマンジェロの空港に降り立った時から大地からあふれるエネルギーは他とは全く違うエネルギーなのです。このエネルギーを言葉に表すなら癒しとなります。大自然に抱かれて心身癒されていく経験をしました。コーヒー豆は、その地に生きる人の苦しみや悲しみも共にしています。世界各地のコーヒー豆を焙煎したり、試飲した時、いつも悲しみを感じます。コーヒー豆は私に悲しみを変え、愛の世界を創りましょうと語っています。私は、コーヒーは世界をつなぎ、世界を変える神様の賜物と感じています。被災地となりました山元町の焙煎小屋にていだきしん先生が焙煎して下さる様になり、コーヒー本来のはたらきが引き出され、ますますコーヒーとの出会いの深さを感じてなりません。世界を変えていくはたらきがある事を日に日に感じております。いだきしん先生が焙煎して下さる様になってから定期購買にて皆様にお送りさせて戴いていますコーヒーもますます美味しくなったと感じ大変感動しています。コーヒー豆同士共感し、生命交流しているのだと感じ、自然の生命のはたらきの計り知れない事に感動します。
 いだきしん先生が焙煎されたコーヒーは10gで1杯淹れるのではなく、10杯淹れるという話しをよくお聞きします。そして最後は土に還すというのです。ひとつも無駄がなく活かされていく事もコーヒーの凄さと感動し、感謝します。その土地の地から沢山の花が咲いたという報告を受け、更にうれしくなりました。今は沢山の使い切ったコーヒーの粉を集め、土に還しどの様な変化が起きるかを実験する所です。良い結果が生れる事が楽しみです。全て無駄がなく全てが活かされる自然の生命のはたらきに学び、人間も全て活かし合い、平和な世界を創っていきたいと願います。毎日コーヒーとのふれあいは人生を豊かにしてくれます。日本とアフリカをつなぎ、世界をひとつにするコーヒー一杯から始まる一日は、とても豊かで美しい香りに包まれます。これからも宜しくお願い申し上げます。
 7月には仙台のカフェもオープン出来る運びとなりました。コーヒーから豊かな生活、豊かな人生を広めていけます事は、真にありがたい事と感謝致します。エネルギーあふれる自然の生命とひとつに豊かな日々をお過ごし下さいます様に…いつもありがとうございます。                                 

敬具

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