高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2015年11月


拝啓 木の葉が舞う季節となりました。
 10月には東北の被災地となりました山元町のいちご農園様の一角に焙煎小屋を設置させて頂き、東北の復興支援の活動をさせて戴けますことに心より感謝します。また、比叡山にも焙煎小屋を設置し、私も焙煎をするようになりました。焙煎をするようになり、コーヒーのことがよくわかるようになりました。世界中のコーヒーを焙煎したい気持ちが生まれ、少しずつさせて戴いています。 どこのコーヒーも素晴らしく、コーヒーは神様からの贈り物と感じます。同時に、全世界規模のコンサートを開催しましたエチオピア、タンザニアのコーヒー豆は魂のつながりを感じます。コンサートを開催した地の豆は大地がコンサートを知っていると感じるのです。大変親しみを感じますアンドロメダエチオピアコーヒーとキリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーを輸入させて戴けますことは大変ありがたいことと感謝します。
 比叡山ではいだきしん先生が沢山焙煎して下さいます。「志」コーヒーと名付け、皆様にお分けさせて戴いていますが、コーヒー独特の苦みがなく、深煎りであってもまろやかです。それでありながら深い味わいがあり、コーヒー本来の味を初めて知る経験となりました。また浅煎りは、薬効効果が高いように感じます。体中が熱くなり血の巡りが良くなります。体の痛みもとれ、エチオピアでは薬で飲まれている事をそのまま体感します。
 コーヒーを体調に合わせて上手に淹れると体も元気になると感じ、うれしいです。毎日頂くコーヒーを上手に飲む事を最近は覚えました。
  私はコーヒーと対話しながら焙煎させて戴きます。とても甘くなることが不思議と感じます。同じ豆が焙煎する人や仕方によってまるで違う事もコーヒーの持つ力と感じ、興味が深まります。今は淹れ方を研究しています。仲間の家の和室にて、竹の柄杓でお湯を注いで淹れて頂いたコーヒーは甘く、精神を統一していくように頂きました。丁寧に淹れ、大切に一口一口頂く面白さを経験しました。いわきでのバザールの時にいだきしん先生がエチオピアコーヒーセレモニー方式で淹れて下さった時は正に美味しい薬を頂いたようで体中がほぐれ、心地良く、甘くまあるい味は最高に清々しく美味しいと感じました。淹れ方によっても全く味わいが変わるコーヒーは魅力的です。そして器によってもまるで違う飲み物になります。比叡山ではいだきしん先生が作って下さいました器で頂きます。光に包まれた味はもはやコーヒーの苦みも渋みも全くなく、聖なる清水を頂いたように清々しい体感だけが残ります。自然とすっと立ち、動きが軽快になるのです。何も後味が残らず、体が浄められていくので動きが早くなります。私がコーヒーカップに絵を描いている心模様カップで頂くと、夢の香りがします。コーヒーを頂きながら、次にやる事が見えてきます。夢を描き、何をしていくかを考えながら頂くコーヒータイムは未来を創造する尊い時間となります。  
 秋も深まり、内面深く感じる季節に素敵なコーヒータイムをお過ごし下されば幸いに存じます。今後も定期購買をご利用頂けますようお願い申し上げます。いつもありがとうございます。       

敬具

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