高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2015年7月


拝啓 雨に濡れる紫陽花の花美しく、くちなしの花の香り漂う今日この頃でございます。皆様いかがお過ごしでしょうか。長い間ご迷惑をおかけしましたが、やっとキリマンジェロゴマタスジコーヒーが入荷致しました。焙煎仕立てのキリマンジェロを頂いた時、上質な味と生命の中心に清らかな水が流れていく清々しい体感に、キリマンジェロは健在と安堵しました。この様な優れたコーヒーを再び入荷出来ました事を本当にありがたいと感じています。今月から再開出来ますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 先日、京都八坂「高麗ギャラリーカフェ」の中庭にて焙煎のテストをしてみました。アンドロメダエチオピアコーヒーは大変香りが美しいと皆で驚きました。八坂の地には、焙煎仕立てのコーヒーをお出しするカフェが出来、毎朝コーヒーの焙煎する匂いがいっぱいに漂っています。コーヒーを淹れる時の香りとは違い、通常では消臭機をいれる事を勧められます。正にその様な匂いなのですが、アンドロメダエチオピアコーヒーはとても芳しい香りでした。良い豆は、全てにおいて優れているのだと改めて認識し、ありがたい事と感謝しました。色つや良く焙煎出来、早速淹れてみました。フレッシュでとても美味しかったのですが、何かが足りないと首をかしげた時、何かとは先生の音楽と気づきました。アンドロメダエチオピアコーヒーは、焙煎時にいだきしんサウンドをいっぱい聴いています。先生の音楽のエネルギーを吸収したコーヒーは、光に満ちている事も改めてすごい事と感じたのです。光に満ちているコーヒーは、まろやかで生命やさしいです。自然に生命にやさしく溶け込み、清らかな体感が気持ち良いです。
 もうひとつ新しい試みをしました。いだきしん先生に勧められ、コーヒーご飯を炊いてみました。コーヒーの濃さや水加減により味はかなり変わりますが、とても食が進み食べやすい事に驚きました。初めて試みた時、母が作ってくれた炊き込みご飯を思い出し、ちょうど東京の応用コースにて吉野の原木椎茸を頂きましたので、京都までもってきて京のお揚げさんと鶏肉、人参、こんにゃくを入れコーヒー炊き込みご飯を作りました。いだきしん先生から卵と相性が良いともお聞きしましたのでオムレツにし頂きました。一口目は何を食べているのかわかりませんでしたが、だんだん絶妙なそれぞれの味のバランスが混ざり合う感じがとても美味しいと感じ、たくさん食べる事ができました。京都に来るとあまり食べられなくなってしまう事を気にしていた私に先生がご提案下さったのです。2回目は、比叡山工房にていだきしん先生の創られた器を窯入れする時炊いてみました。コーヒーの加減も水加減も抜群だといだきしん先生に褒められ皆によろこんで頂き、とてもうれしく感じました。だんだん暑くなりますと食欲がなくなってきますので今年はコーヒーご飯で暑い夏を乗り切っていけそうです。よろしければお試しになってみて下さい。
 コーヒーはいろんな事に使える事をとてもうれしく感じます。アイスコーヒーがより美味しい季節となりました。どうぞお体を大切に心豊かな日々をお過ごし下さいませ。お中元等アンドロメダエチオピアコーヒーをご用命頂けましたらありがたく存じます。今後も宜しくお願い申し上げます。ありがとうございます。          

敬具

戻る