高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2014年1月


拝啓 新しい時代の新しい年が明け、心よりありがたく感謝申し上げます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
 新しい年は、京都八坂「高麗ギャラリーカフェ」にていだきしん先生のお餅つきから始まりました。全国から沢山の方々にお越し頂き、大家族が集った様なぬくもりに包まれ新しい年が始まりました。お餅に合うぜんざいを煮て下さりお餅に合うコーヒーも淹れて下さいました。大晦日の日に出来たてのぜんざいを試食させて頂いた時、あたかもそこにお餅が入っているような体感と食感とお味に思わず笑み生まれ心の中で「さすが先生のなさることは凄い」と感心し翌日お餅が入る事が更に楽しみになりました。今年のお餅は、エネルギーが違う、と何度もおっしゃっておられた通り新しい生命エネルギーを入れて頂いている様に感じました。お餅入りぜんざいは大変ボリュームがありますが、食べた事も忘れてしまう位気持ちが良く、幸せに満たされました。お餅ぜんざいとコーヒーの組み合わせは最初は皆様戸惑っておられましたが今では当たり前のように召し上がっておられます。小豆もコーヒーもその時の自然の変化や潤いがそのままあらわれている様に感じます。私は、幼いころから木や花と話をし、詩を書く事が好きでした。東京から京都に向かう道中、山々、木々、田園風景を眺め、春は黄色い野の花が一杯咲く風景に幼き頃の夢を思い出したり、蓮華の花咲く田を見る時、先祖代々の生きてきた時を感じたり、夏には高い空に雲が様々な模様をつくり、その行方をおいかけたり…秋には木の葉が色づき赤く染まる様に実りの季節の豊かさを感じ、冬は雪をかぶる山々に神々しさを感じ…道中感じ、心に浮かぶ光景と共に人生を考えた瞬間瞬間、全てが小豆の味に出ていた事に大変驚いていました。先生は自然の生命とひとつ、人間の生命とひとつであるということは、いだき講座や即興演奏コンサートにていつも経験している事ですが、小豆やコーヒーの味からもよくわかる経験となりました。
 毎年、お餅つきとコーヒーから始まる新年です。今年は、3月に久しぶりにエチオピアに行く予定です。2001年11月に全世界に配信しましたエチオピアコンサートにあたり、ほぼエチオピア全土を廻らせて戴き、日本で生きている上では決して知らない世界、人間の生き方にふれ、衝撃的経験が続きました。再び行く機会に恵まれ、うれしい気持ちで一杯です。昨年エチオピアの知人とエチオピア政府の方がカフェ哲に来られました。2001年のコンサート以降エチオピアは大きく変わったと誰もが先生のコンサートから変わったという認識でいるとエチオピア政府の方からお聞きしました。これからは頭のはたらきが変わっていかないとこれ以上は先に進めない時を迎え、いだきしん先生のはたらきがエチオピアには必要であると、いだき講座開催を要請されました。いだきをはじめて31年目、人類発祥の地にていだき講座がはじまるとは、と考えますと人智を超えたおおいなるはたらきを感じ、武者震いがおこります。インドでも引き続きいだき講座を開催しますので、良い時代を創っていく動きが早まります様にと願うばかりでございます。いつも旅のお供はアンドロメダエチオピアコーヒーです。インドでも大変よろこんで頂き、エチオピアの人もドリップパックを大変喜んで淹れ、召し上がります。今年も皆様の豊かな人生のお供として頂けましたらありがたいです。本年もNPO高麗の活動主旨にご賛同頂き、ご支援賜ります様心より宜しくお願い申し上げます。いつもありがとうございます。

敬具

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