高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2011年10月


 拝啓 金木犀の花咲く10月、実りの秋を迎えています。
 私は今、盛岡におりますが、気温が下がり、一挙に寒さを感じ、アイスコーヒーからホットコーヒーへと変わりました。高麗水で頂くアイスコーヒーは高麗水に氷を入れる時からあまりの美しさに歓声を上げ、大騒ぎでした。飲んでいくにつれ、高麗水の模様が映し出され、飲み干した時に現れる模様に再び歓声を上げ、エネルギッシュな夏に合う賑わいとなるコーヒータイムでした。秋は静かにコーヒーを楽しみます。高麗水とは、私が絵を描いたグラスの事です。そして私が絵を描いたコーヒーカップは「星の誕生」と名づけました。ある日、夢を見ました。夢に見た模様を描いてみたくて突然コーヒーカップに描きました。何の絵かわからない模様を描いている時の胸のときめき、喜びあふれる生命は一体何が起こったのでしょう、と不思議に感じながらもスタッフと大喜びしながら楽しく描いたのです。後日、テレビで星の誕生する瞬間の映像を見ました。これだ、と瞬時にわかりました。夢で星の誕生までわかる人間とはなんと感受性が豊かなことでしょう、と人間の計り知れない能力に感激しました。寒くなってきました今は「星の誕生」カップでアンロドメダエチオピアコーヒーを頂くひと時は夢の香りに心ときめきます。未来は明るく自由に生きられる予感に胸ときめきます。盛岡の水は美味しいですので、更に美味しいコーヒーの味わいに喜び生まれ、心の底から感謝の気持ちに満たされます。盛岡の家の窓からは川と森が見えます。まるで森の中に暮らしているようで時を忘れることがあります。川や木々を眺めながら、遠いアフリカの大地の香り、エネルギーを感じていけます事は素晴らしい人生、と感動に胸震えます。先生にお会いする前はコーヒーが飲めなかった私が、先生が淹れて下さったコーヒーを頂いた事がきっかけで美味しいコーヒーを探し求めるようになり、最後はコーヒー発祥の地の野生のコーヒーを直輸入するような仕事をさせて戴くようになるとは想像もした事がありません。が、心澄まし内面を感じる時、コーヒーとの出会いは人生の出会いと感じた事を生命は記憶しています。コーヒーに関わる仕事をするような予感がありました。最高に美味しく、体にも良いコーヒーに出会い、皆様と共に楽しめる事は幸せな事と感謝します。今は人生のお伴です。何処に行く時も持参します。色々な土地によって味わいも楽しみ方も違い面白く、人生がより豊かになります。海外の方にも喜んで頂き、うれしいです。先日、インドからお見えになった方もカフェ哲までお越し下さいました。哲の空間も大変ユニークで素晴らしいと感動しておられました。インドでも美しい空間を創り、カフェを開いたら世界中に伝わっていくとご提案頂きました。実行出来ればしたいと考えます。
 コーヒーが世界をつなぐと見え、人類発祥の地エチオピアとの出会いに更に感謝します。コーヒーとの縁も不思議です。秋の深まりと共に豊かに深まりゆく人生です。10月は日本の未来の為、世界の平和実現に向かい、京都、福井、弘前、盛岡にて4回「高句麗伝説」コンサートを開催します。歴史のど真ん中に生きる事を経験するコンサートです。未来は開かれ、人生の意味は深まります。どうぞ全てご参加頂けますことを…、と望む盛岡での日々です。どうぞよろしくお願い申し上げます。お体を大切に豊かな日々をお過ごし下さいますように…。
いつもありがとうございます。

敬具

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