高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2011年6月

拝啓 東北の地の木々のエネルギ−に生命洗われ、素晴らしい自然の生命に至福感に満ちる経験をさせて戴きました5月も過ぎ、続く6月も北の大地は新緑が輝き、新しい生命を得たように、生命は活き活きと生まれ変わったようです。
 気温も上がり、京都では、高麗水のグラスにてアイスコーヒーを頂くひと時、素敵な時を過ごし、盛岡ではホテルにて持参しましたマグカップにてアイスコーヒーをつくり、英気を養い、被災地に向かいました。壊滅された町をこの目で見、亡くなった方々を感じる私は、人生賭けて復興への道を切り開いていきたい気持ちで、被災地を回らせて戴いています。訪ねた所にはドリップパックを差し上げています。エチオピアでは薬とし飲んでいますこと、先生の音楽を焙煎時に聴いているので、とても美味しいです、とお伝え出来ます事は喜びです。その時だけは、ほんの少し笑顔で会話が出来るのです。お会いした方の瞳も一瞬、輝くのです。ありがたい事と感謝します。少しでもお疲れが癒され、明日に向かう英気が生まれれば…と願いお渡しさせて戴いています。東京では愛ちゃんのクッキーと一緒に頂くアイスコーヒーが格別です。幸せな時です。このような時間を過ごせます事は本当にありがたい事と感動しながら頂くコーヒーの味はこの世の物とは感じられません。
 この度、タンザニアから新しい豆が入ってきました。試飲の時にあまりに美味しかったので、在庫は沢山あったのですが、この美味しいコーヒーを仕入れない訳にはいかないと感じ、注文したのです。先日、京都にいる時に焙煎が終わった豆が届き、皆で頂きました。上質の味と体感はコーヒーの王様と感じます。被災地にお届けさせて戴く為に注文したように感じ、極上のコーヒーをお届け出来ます事を誇りと感じます。全てにありがたい事と感謝します。生命が犠牲にならない事業を起こし、豊かに生きていく道を創っていければ日本の未来は開かれると見え、考えながら動き続けています今この時、コーヒービジネスは、自然環境を破壊せず、楽しい時を過ごせ、生活に潤いを与えてくれ、未来に引き継いでいける仕事と考え、これからも大切に進めていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。どんな時も心豊かに過ごしていく時にアンドロメダエチオピアコーヒーとキリマンジャロコーヒーを人生のお供として頂ければ幸いです。

敬具

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