高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2011年5月

拝啓 木々の生命エネルギー溢れ大変美しい5月は私が一番好きな季節です。東北から南は福岡まで日本列島を新緑の輝きと美しい桜の花と共に走り抜けています。5月1日に初めて被災地の岩手県宮古市に行かせて戴き、避難所にてアンドロメダエチオピアコーヒーのヤルガッチャフェを淹れさせて戴きました。先生がつくって下さり私が心模様を描いたサブレとカフェ哲の爺やが作ったサブレを沢山持って行きました。コーヒーの香りから皆様大変喜ばれ、何杯も召し上がられました。心模様サブレの塩味と甘さが絶妙にマッチし、更にコーヒーと合うと喜んで沢山召し上がっていた方もおられました。先生の音楽を沢山聴いたコーヒーを避難所におられる方々に召し上がって頂き、うれしいです。盛岡から宮古への道中は、大変美しく、高句麗の故郷の風景とよく似ています。木々から新しいエネルギーが満ち溢れ、更にまた新しいエネルギーが生まれている光景がみえ、私の生命の内も新しいエネルギーが生まれてくる事を感じ、生きている事の喜びを感じました。また、盛岡にてアポイントメントの合間合間に北上川の畔に立ち故郷とそっくりの風景に心惹かれ、歓声を上げながら喜び歩きました。まだ肌寒い北の大地に吹く風は冷たいのですが風に吹かれるだけで生命から喜び生まれ寒さも忘れずっと北上川を眺めながら木陰に座っていました。先生にお会いする前年、人生最後の旅と感じ辿り着いたのが盛岡でした。北上川の畔に立ち、あまりの美しさ、心地よさに涙しながら歩いていた時、光に出会いました。後日、いだきしん先生にお会いしてからこの経験をお話させて戴いた時、その時出会った光は、自分自身の真の光とお聞きし、大変衝撃を受けました。神秘的な人間の存在を初めて知ったのです。忘れられない北上川の光景を再び見る事が出来、私はただただ喜びに震えたのでした。ちょうど桜の花が咲き風に揺れる様は、えもいわれぬ美しさで魂震えます。生まれて初めて感じた美しさです。いだきしん先生が今年のはじめに開催された「桜」コンサートでの経験が蘇ると共に「今年の桜はきれいだよ」とおっしゃった先生の言葉も蘇りました。真に美しい桜の花に生命全てで感動しました。今年は、国創りの年と考え東京、京都を拠点とし、金沢でも「高句麗伝説」を開催し、東日本大震災チャリティコンサートを神戸、岡山、福岡、盛岡にて開催する為に車で日本列島を走りました。いつも旅のお供はアンドロメダエチオピアコーヒーとキリマンジェロゴマタスジコーヒーです。各地の水によっても味が全く変わり日本各地の水や気候風土によって様々な味わいが楽しめます極上のコーヒーを頂けます事にいつも感動し、感謝しています。
 私は4月の末に国創りの旅に出る前にキリマンジェロゴマタスジコーヒーを使った「春のめざめ」を開発しました。キリマンジェロゴマタスジコーヒーは、一粒一粒が大きくて大変上質であることは、見た目ではっきりとわかる豆ですが味もこの上なく上質です。「春のめざめ」は通常の3倍の量を使用しておりますので頭も体も冴え渡ります。現在、東京のカフェ哲と京都の高麗ギャラリーカフェでお出ししておりますので一度是非お召し上がりください。新緑のエネルギーあふれる5月の風と光と水とひとつとなって頂くアンドロメダエチオピアコーヒーもキリマンジェロゴマタスジコーヒーも私たちの生命に新しい息吹を運んでくれます。どうぞ皆様の生命に新しい風となって届きますように…。
東北の復興は日本人一人一人が取り組むことと受け止めどこにいても東北の事は片時も離れずに考え続けております。皆で日本の未来をつくっていけます事をいつも願い、考え、活動して参ります。

敬具

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