高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2011年3月

拝啓 3月となりすっかり日差しも風も春の訪れを告げています。春はいつも希望と夢を運んでくれます。今年の春は、真の春と自然界の生命は伝えてくれていますので、更にうれしい時を迎えました。
 私は東京にいる時、愛ちゃんの作ったクッキーと共にアンドロメダエチオピアコーヒーを頂くひとときが何よりも幸せな時でございます。幸せな時とは光共にある事と感じています。一日の始めに幸せな時を過ごし出発出来ます事は、素晴らしい人生でございます。今はヤルガッチャフェも再び入荷出来まして、上質な深い香り芳しいヤルガッチャフェは真に神の味と感じます。リムも野生のエネルギー溢れておりますのでそれぞれの味わいを楽しんで頂いています。そして先日キリマンジェロ・ゴマタスジコーヒーを久しぶりに淹れました。一粒一粒のコーヒーの立派なこと美しいことに大変感動しました。最高品質の豆を私たちの為に送って下さっているタンザニアの方のお気持ちにふれ大変感謝します。エチオピアも同様でNPO高麗の活動主旨をよくご理解頂いていますのでいつも私たちの為に最高のものを選りすぐって送って下さっています。心から心に届き、また私たちも日本において心から心へと豊かな大地の恵みと愛をお届けしたい気持ちでいます。2月には「夢の香りを・・・」ギフトを作りました。3種類のコーヒーのドリップパックと愛ちゃんが作ってくれたクッキーに私が心模様を描きました。そして、心模様から受けるメッセージを詩に表しました。それらを私が八坂の「高麗」の中庭で染めたオーガンジーを笑美ちゃんが風呂敷にして下さいまして包みこみました。オーガンジーの風呂敷は、世界でひとつよりない色で染め上がっております。見た目に麗しく、美しい香りが漂うオーガンジーを開けると、夢の香りが広がります。「夢の香りを・・・」ギフトは心から心へと届けられ涙があふれる程感動的なドラマがはじまりました。ある方がまだお会いしたことのない義理のお母様に贈って下さったそうです。そのお義母様は大変喜ばれ、KEIKO KOMA Skyrocket Centerまで訪ねて下さいました。また、ご不幸があった方に差し上げたところ、クッキーのかわいらしさとメッセージの「永遠」という言葉に心打たれ大変喜ばれたと聞いております。「夢の香りを・・・」ギフトは夢のお告げでつくらせて戴きました。愛を表す手作りのギフトを作りたい気持ちからさせて戴きました事がこの様な喜びとなって広がっていきましたこと何よりうれしく感謝します。もともとコーヒービジネスは、本音から生まれたものでございます。本音は自分の生命の要求ですから自分の生命が最も輝き元気で生きられ、人に役立ち社会にも貢献出来るという矛盾のない美しい実を生みます。この様な生命活きるビジネスをさせて戴く事は私たちだけでなく自然の恵みでありますコーヒーも共に喜んでくれていることを感じています。長い間、自然の恵みである農産物も資源も人間の身勝手さによって使われてきた悲しみを感じてきました。今、心から心へと愛を届ける架け橋となり活かされていくことは自然も喜び、私たち人間の生命もよろこんでいることをコーヒーを頂く度に実感しています。これからも心より主旨をご理解頂きましてご愛用頂けます様お願い申し上げます。
 いつもありがとうございます。美しい春が心満ちる時でありますように…。

敬具

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