高麗恵子のアンドロメダエチオピアコーヒー物語

 
 

2010年3月


 
拝啓 春の訪れがうれしい今日此の頃です。
 今月は何と言いましても、高句麗発祥の地、五女山のふもとのホテルの部屋にて五女山の空気に包まれ頂いたコーヒーの味が忘れられません。寒い地であり、窓を開けると、一面に氷が張った川面が見えます。寒さ厳しい事を感じ身震いしながらもKEIKO KOMA Selectionのマグカップにドリップコーヒーを淹れて飲むひと時の幸せな 事…ほっと息つくひと時に生命在る事に深く感謝します。さわやかな味わいがうれしくて生命の内から沸々と喜び生まれ、力が湧いてきます。マグカップは冷めませんので大変助かります。体の中も一掃されたように心地良く、何もない体感に一日の疲れがとれていきます。雪の五女山を登りきり、やっと午後4時頃に昼食を取りました。寒いところからあたたかい室内に入り、あたたかい物を食べると一気に疲れが出ます。恥ずかしい程に眠くなったのです。そのまま車で4時間半走り、瀋陽まで戻りついた時には疲労困憊でした。ホテルの部屋に入るとそのままベッドに入りたい状態でしたが、やることをやり、お風呂に入り、どうしてもコーヒーを…と、お湯を沸かし、ドリップパックを淹れました。やりきった後のコーヒーが格別美味しいことを知っていますので、五女山登山の後は
是非頂きたいと楽しみにしていました。疲れきった体が癒され、みるみる元気が出てくる事に驚きます。先生の音楽を一杯聞いていますコーヒーの力は凄いと感動します。体に光が
一杯差し込んでくることがわかります。ありがたいと心から感謝します。1998年に初めて高句麗の地を訪ねてから、先祖の地であっても今は国が違いますので、外国人であります私は入る事も許されずに涙をのんで時を待ってきました。8年経ち、再び訪れる事が叶った時に、喜びの涙を流しながら、ふるさとで頂くアンドロメダエチオピアコーヒーの美味しさに感動し、感謝したひと時が美しい思い出とし、時々蘇るのです。其れ以後高句麗の地を訪ねる度にコーヒーの味は心に残る思い出となっています。一人、部屋で「ありがとうございます」と言いながら時には涙を流して頂いているのです。人類発祥の地でもあり、コーヒー発祥の地でもあるエチオピアからコーヒーを輸入出来ます縁も高句麗の地を訪れる事が出来ます人生にも深く感謝し、涙が込み上げるのです。ひとつひとつが大切な縁です。こうして皆様と共に美味しいコーヒーを分かち合えます事もありがたく感謝します。どうぞ末永くよろしく
お願い申し上げます。
 春の訪れに心ときめき、夢が実現する兆しがうれしい今年の春です。秋には皆様と共に 五女山に行けます事を心から望みます。豊かな時を刻みながら、良い実りが生まれる未来に向かい生きていけますことに感謝します。いつもご支援頂き、心からありがとうございます。

敬具

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